アロエ属で輸入できるアロエは、アロエベラだけ。

天然、自生のアロエ属は、ほとんど全部が、ワシントン条約で輸出輸入が制限されている。ワシントン条約は、アロエに限らず、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約（Convention on　International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora）で、希少な野生動植物の国際的な取引を規制する条約だ。
そのワシントン条約が、唯一の栽培種として例外措置されているのがアロエベラだ。黄色い花を咲かせ、葉は長く寒さに弱い。

日本の多くの人が、「これがアロエ」と思っているのは、おそらくアロエベラではないだろうか。
このアロエベラは、食用である。しかし食べられるのは、外皮を剥いたあとの、ゼリー質の部分だ。ヨーロッパではヨーグルトに入れるし、日本では刺身で食べる人もいる。好き嫌いはあるだろうが、アロエベラのセリー質の部分は、食用として、何か大きな問題があるわけではない。
このアロエのゼリー部分をジュースにして飲んでも、当然、害はないだろう。勿論、過度にとれば、アロエジュースだけではなく、何でも毒にはなるけれど。
また、おいしいかどうか、好みにあうかどうかも別の問題だ。

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